好天の半島2011年02月23日 14時14分20秒

半島の海
今日は休みで半島西側にでかけました。まだ風は少し冷たいのですが、晴れて乾いて気持ちの良いランブリングとなりました。ハンマーで岩をたたき採取、静かな道は過去へといざなうかのようです。暖かさはきっと明日へと繫がっています。きれいな砂浜で、水も見た目は澄んでいて何も汚れはないような美しい色です。空の青さを映し出していて、穏やかな世界を包み込んでいるようです。

でもここには原子力発電所もあり、計り知れない時限爆弾を抱え込んでいるのもまた現実です。過去の人身事故もあり、一方で地元民との密接な、いえ、回避も無視もできない見えない恐怖とも隣り合わせです。見かけだけのきれいさや美しさは結局は覆い隠したり見過ごしてきたことの裏返しに過ぎなかったことはその過去の事故が雄弁に物語っています。いずれさらなる事故や障害だけでなく、もっと本質的で致命的な事件や事実が生起するのは時間の問題と見られています。

政府の愚かな施策と見通しの無さ、安易な政策によるしわ寄せでは済まないいびつな社会構造もまた顕著な地域の歪みとなって象徴的に現れたのも今の私たちの町だけではないのです。晴れれば晴れるほどそんな空恐ろしさを感じさせられるのです。いつかそのときがくれば、いえ、来たときにはすでに遅し、となっているでしょう。でもまだ、人々は築いていませんし、気づくことを意識的に避けているようです。

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