朝日に輝く朝焼雲 ― 2007年08月14日 21時44分53秒

平坦(凹凸や変動に乏しいという意味での)で一様な表面があると、その形全体が照射された光によって輝くことがあります。その周囲が細かくまた乱雑ででこぼこしているほど、その中心的な平坦な固まり、領域は目立ってくるとこになります。
その実例として、極端に周囲がなく、その全面には光が届いていない段階での雲の照り返しがあります。朝夕に見られるそれは実に印象的です。誰もが見かけたことがあるはずですが、目に焼き付けられるように凝視してその変化を追うことも特質を知る上で必要です。
それだけが輝くように何かである部分が際だってきて、真実を浮き上がらせるように示してくれる、そんな象徴的な現実をいままさに見いだしている、そんな思いにとらわれるような瞬間、時間をもつことができたなら、その人はもう目をそらさずに露わになる事実を臆することなく見つめられる、そんなすがすがしい勇気を朝焼けのように持つこともできるのだと言えます。
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