暖かな海岸2009年01月23日 20時22分23秒

シメ4羽(見ればわかる)
今日は冬にしては暖かく、風も無く、穏やかな日和でした。午後3時15分までは。それで、海岸近くを歩いたのですが、海は少し波があり、テトラポッドの上にはウミネコたちが134羽も休み、中にウミウが反っくり返って2羽混じっていました。午前中の太陽も午後には隠れ、薄ぼんやりとした光の落ち込むような水平線はどこか、陰鬱で辛いところがあります。海岸線は相変わらず、流れ着くゴミの連なる美しさとは正反対の灰色の空を地面に降ろしたかのようでした。

海岸段丘の裏側は南向きのせいか、いつも鳥たちの留まりを支えていて、このあたりでは大切な野鳥の飛来を何も改変しないままに迎え続けています。実際、それほどきれいでもなんでもないのですが、その格好の位置と「当たり前のような」周辺環境が好ましいのです。夏の人の多くやってくる時期を除いて、このあたりは野鳥の姿をいつも見つけることができるのです。ほんとうに、平凡な植生と造りなのですが、意外にそのままに残されているのが幸いしているようです。これからもこのままであってほしいものです。

内陸よりも暖かな海岸周辺はしかし、夏だけではなく人の手の入りやすい弱さや無防備さのゆえか、うつろいやすさ以上の壊れやすい、いえ、壊されやすい危険性をもっています。つい数ヶ月前までは荒れ地のままにノイバラの香りを嗅ぐこともできたあたりもついに重機が入り、何やらを造成中です。草原だったころには他にも多くの野鳥、たとえばアオジだとか、幾種類もの藪好みの彼らの餌場と活動場所になっていたのがうそのように消されてしまいました。そうやって、ただ愚かさや自分本位の力任せの行動だけが横行してしまうのです。これもまた、暖かさのなせる技でしょうか。いえ、違いますよね、間違いなく。

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