増水その後に ― 2007年07月16日 21時24分18秒
こちらでは雨台風といっていい今度の台風4号による町の中心を流れる川の水かさはそれほどではありませんでした。昨年の同時期の写真と比べても30cm~40cm ほど下です。これは意外ではありません。私の推測では空梅雨でした。実際、降水量は平年を大きく下回っています。末期の大雨としては、九州などを除くと、この台風でやっとでしょうか。
その他、列島各地では出水、冠水がその地形的かつ疑似都市化な原因により発生しています。むしろこれからの考察と復興・改善(より強固にする、という意味ではなく)が必要です。どのように表面的に、また外形的に策を弄しようとも基本的本質的な造り替えがなければ同じことですし、これからの気候変動による激化を考えるとその延長線的な改良は後追いでいたちごっこに過ぎなくなるはずです。
折しも、また新潟県沖で地震が発生してそのもろさ、基盤の脆弱さが露呈しています。もともと無理な造作も数多く、その箇所箇所での分断、亀裂を知るにつけ、本質的な追求と改善、変換が必然との思いが強くなります。今どうとはいえませんし、被災された地域の人たちはそれどころではないと思うのですが、もっと、すでに一昨年に中越地震で露わになった事実をもっと真剣に受け止めていれば違ったものになっていたのではないか、と考えられるのです。増水とは警戒、危険信号です。その後にどうするか、焦眉の急の課題として問われているのです。
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