赤いバラ2007年06月05日 22時06分54秒

サザンカの上に突き出たバラ
いま目立つのは白い花々です。きょうも電車の窓から見えたのは白い棚のようなヤマボウシとかウツギとかでしたが(里には白いキク科の種種の花)、色合いを変えているのは赤い花です。紅が勝ったような薄めのツツジもまださいています。道端にはマンテマがいっぱいです。でも意外と近くに、その鮮やかな色を見せてくれたのが、バラ、でした。

すぐ近所の、冬は見事な山茶花の垣根の、その上に突き出ていたバラがなんとも美しく、自然とは異なるそのはっきりした咲き方、出方、主張の明確さが私たちをとらえてきます。ノイバラとは違う、その大きさ、重なった花びら、重そうなのに倒れず傾かず突き出て妙なその姿は目を奪います。

そんな風に、もし私をとらえて離さない、そんな美しい人が目の前に、いつもいるように現れてくれたら、と願わざるを得ません。多少、とげがあろうと、私なら、その姿からそれを取り除いて見せましょう。などとつい、考えてしまいます。