どんぱちはしない2012年11月17日 20時07分18秒

西部と南部で(意味は全くありません)
きょうはN山高校のオープンスクールにいってきました。N山高校は実に平和でした。いま私が勤務する高校とは大違いでした。「剣をもって」戦わすことなどとは無縁である、そういった意味では力や威迫なども含めたある種の活力といったものはありません。だからこそ落ち着いて考え、取り組み、自らをその未だ漠然としているかもしれない目的に沿い高めることができるはずです。ただ大学受験のための高校と堕してはいけません。そこのところはどれほど留意され、工夫されていたのかはわずかな時間の滞在ではわかりませんでした。

私や中学生を含め、挨拶してくれた生徒たちは半数程度だったでしょうか。ただもちろん、冷たさは感じませんでした。静かで穏やかな中、充実した高校生活を送っているだろうことの方がいくばくか伝わってきていました。理数科を合わせて、3年生はとても静かで、センター試験まで一月半、その準備もしているようで(試験形式の問題演習)仕方ない面もあるものの、やはり高校生活での不満はむしろここに凝縮されています。2年生は割に元気で声を出していて(文系でしたが)それなりの活力を窺わせています。

ン年前の私自身の高校生活と比し、似ている部分や重なる部分を感じさせてくれました。まあ、もう少しいろいろと発言していたかも。受容だけではいけませんから。全体(3時間分、2年と3年)を通して、「問答」に欠けている印象でしたが、ここの生徒たちの優秀さならそれも不要だったのかも、とは思います。まじめな態度と真摯な取り組みは今の仕事(勤務)からとても羨ましく、来年は、と願ってしまいます。母校の今を知らないため、比較はできませんが、1人を除いて先生たち自身のもう少しの工夫や変化を期待したくなりました。私の高校の先生たちは実際、違っていましたから。短くも、懐かしい思い出との重なりを感じ、過去への旅を夢見てしまいます。

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