何も無い春 ― 2011年02月08日 20時31分00秒
大雪も1週間前におさまったおかげで、少しずつ溶けて道も空いて靴で歩けるようになっています。遠く、まだ山は白く、それでも青さも溶け出て目の前の緑と良いコントラストを示しています。くもっていてもはっきりとして明瞭な今の季節の線描の美しさは汚れてばかりの下界とは際だった違いを見せています。
実際、何も関係もなく、関わりもなく、言うまでもなく会ったことも話したこともない、そんな者たちと私は何もないのです。直接的な交誼などあり得ません。ですから、何も未来永劫、起こりえません。また一方で、空疎なことばの断片や誰にともいえない音声に私が左右されることも影響されることさえもあり得ません。ただあるべきは反対に、直接的な交わりのみなのです。ですから、何を私たちは信じるでしょうか。全く、はっきりしないことばというより音声のみ、で断片的なそれらに何の意味もありません。現実になにひとつ、実体もないのです。そして、いままでに現実になにひとつあったこともありません。私たちは決して、そんな音に惑わされることはないのです。
いつも、それとは異なり、祈っています。ただひたすら、あってほしい真実の人との交流と睦み合い、さらにそれ以上に望むことはたくさんあります。生きるために、語り継ぐために、私たちは直にふれあい、紡がなくてはなりません。
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