アカトンボは減っているか2011年10月04日 17時16分46秒

アキアカネ
昨日は午後、風は強めながら好天のもと、山際を歩いてきました。自然保護センターから呼びかけられた赤とんぼ調査の一環です。山際には水路が山裾に沿って流れ、その周辺にはトンボが多いのです。ここでは年中見られ、この時期は電柵で日光を浴びる赤とんぼがいます。その数は、
アキアカネ、20
ナツアカネ、24
ノシメトンボ、4
の割合で100mにいました。これが多いか少ないかは(あるいは、減っているのか増えているのか)毎年かぞえていませんのではっきりとはいえません。

ただ、他の種類の、とりわけ大型のトンボ類は間違いなく減っている、という印象をもっています。サナエトンボの類は年々少なくなり、ギンヤンマなどは一夏に数匹です。にも関わらず、ウチワヤンマは必ずみかけますし、オニヤンマもいくつも高速飛行をしています。綿密な追跡調査をするには一人では難しく、何人もの有志による継続的な観察が望まれます。

それで元の赤とんぼですが、季節と時期を考えたとき、きのうなら20℃の外気温ではそれなりで、ちまたで言われる、激減、との声には私は今は同調できません。ただ、環境の変化、というよりも破壊と改変を考えたとき、どうしようもない危機感と恐れを抱きます。自然保護センターによる集計と考察が待たれます。

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