紳助氏の道理2011年08月24日 22時16分33秒

豊川中心部
今朝のNHKニュースのトップニュースに出たのは、タレントの実力者、島田紳助氏の突然の引退会見でした。NHKが取り上げるのも不思議な感じでしたが、その会見内容を知ってさもありなん、と合点がいったところではありました。メールのやりとりを知られて、黒い交際が明らかとなったので、は確かに直接的な理由とはなります。でもそれについて、紳助氏のけじめのつけ方に重きを置いた録画となっていたように思ったからです。

法律上、どうとかいうことではないのです。でも、その所属集団と社会の中での位置、仕事とその行為の関係は決して暗黙ではない明白な了解事項として知られているわけです。暴力を背景にした行為によって成り立つ集団とその構成員、その社会的な活動に広く社会に訴える芸能を生業としているこの日本の表だった代表的な存在としての彼らはそういった者たちとは一線を画すのは必然的な態度であり、これはその関係性においてルールとして成立している約束事なのです。

およそ、社会の規則・規範に則って私たちもまた、生き、その社会の社会たるゆえんを成り立たせているのです。それを破るような行為や否定する言動などは許容されません。その逸脱がもし、社会的に許されない者たちの存在と結びつくのなら、これは排除されなければならないのは当然です。ですから、賢明な紳助氏は潔く認め、道理として、その範を自らの身をもって示してくれたのだと理解します。そうでない人たちを私たちはしばしば目にしてきました。でも紳助氏の会見の内容はそれを戒め、そのモラルのあり方を述べてくれたのです。それがNHKのトップニュースになった理由だと思うのです。

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