「ポピュリズム」を使う意味2011年06月27日 10時47分00秒

青蛙の子ども(幼カエル)
田んぼで盛んに啼いていたと思ったら、道ばたの小川と水路の上にたくさんの幼ガエルが飛び出ていました。まだ判別はやりにくいのですが、モリアオガエルやたぶんシュレーゲルアオガエルも混じっていて、ほかにヤマアカガエル、アマガエルなどがいました。一様に西の方の高い部分に向かっていて、草が垂れているからかその上に上にと動くのです。その違いにはあまり関係しないようで、決して、同じ方向だからといって間違った方向には進んでいません。

前原誠司元外務大臣は、菅首相の「脱原発」の方向性に対して、「ポピュリズム」ということばを使ってその動きに通せんぼをしようとしています。誰もが感じるように、これは主導的な企業やいまだこだわる国策の誤りに引き込もうとしている一連の愚かな政治家たちの言動と軌を一にしています。かつて、国土交通大臣として、八ッ場ダムの建設中止を明言しながら、後に腰砕けになった(別の大臣)民主党の典型的な態度と迎合するものです。

「大衆迎合主義」としばしば訳されるこの「ポピュリズム」ですが、これはイタリアの国民と同じく、現実を見据えて体感的に主張しつつある賢明さと命や生活を考えた上での判断なのです。決して、間違った方向に進もうというのではないのです。ひとたび事故が起これば取り返しのつかない大変な事態になる、それは地震だけでも存亡の危機に陥る日本列島に生きる身として、是が非でも避けなければならない危険性なのです。目先の利益誘導や上から目線の誘導にはもう乗りません。目を開いて現実を見ない前原氏に何を見るでしょうか。

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