市民サーベイ2011年06月13日 11時43分00秒

テイカカズラ
もはや多くの人たちは政府や東電の発表を心から信じてはいないようです。それで、大きな影響を受けている地域全体の放射線地図を定期的に作成してその時間変化を追っていってはどうかと考えます。その基礎として、前の記事にした、放射吸収線量測定の標準的なプロトコルを考えてみました。その第一として、

素人でもできる放射線測定

にある方法で、たとえば、地表面での接地の場合の値、地上1mでの空間線量、の2種類を各地ではかって収集したらどうかと思うのです。

もちろん、測定器により、その器差は当然ありますし、放射線の違いとエネルギー応答による差異とばらつきはでてくるのですが、それは使用機器の特性を調べて統計的に補正することができます。全体として、かなりの確度で放射線量の分布とその変動をとらえられるとおもうのですが。

これが何を意味し、どういった価値があるのか、と問われれば、それはきめ細かな、詳細な放射能地図をかなりの密度で作成できて、日々の変動から福島での作業や起こっている核反応の実態を把握するのにかなり役立つのではないか、ということなのです。これは収束に向けての対策に反映できるはずですし、事後の対策、つまり、どれほどの放射性物質のどのような除去をすればよいか、といったことに大切な基礎資料となり得るとおもうのです。

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